西来寺報 2021年夏号

西来寺報 2021年夏号
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「西来寺報 2021年夏号」の内容

みなさまのための
「浄土真宗の寺」とは何か。

お盆の日程(令和3年・2021年)

新盆 7月8日(木)
お盆 7月13日(火)〜7月16日(金)
東京地方、横須賀市中心部。

旧盆 8月13日(金)〜8月16日(月)
月遅れのお盆。葉山、鎌倉方面。全国的にはこちらの方が多いです。

本堂の受付は9時〜16時です。
※新型コロナウイルス蔓延の状況に応じ、変更する場合があります。

こんなことがありました
写真:中庭のカワセミ

冊子発行のおしらせ
人生とは人との縁である〜一商人の歩んだ道〜 平岡増雄

西来寺動画チャンネル開設 準備中‼︎

健康コラム
ゆったりコツコツ お家ヨガ(5)まい
夏の暑さもエアコンとも仲良くできるポーズ

(冊子)人生とは人との縁である

人生とは人との縁である 〜 一商人の歩んだ道 〜
平岡 増雄

皆さんは衣笠商店街に行ったことがありますか? 商店街には「三雄堂」という本屋さんと「おもちゃの王様」という玩具店があります。2店とも初めて訪れたとしてもなぜか懐かしさを感じてホッとできるお店です。今回お届けする「一商人の歩んだ道」は両店の創始者である平岡増雄さんのいわば自伝です。
この本は2019年の西来寺報の取材がきっかけになってできました。本書を読むと昭和、戦後の経済成長といった独特の時代のうねりが聞こえてきます。そして人の強さ、温かさ、繋がりの有り難さが心に染み入ってきます。忘れかけていた感覚が息を吹き返してきます。

人生とは人との縁である 平岡増雄

令和3年 春 発行
著者 平岡 増雄
A5版/82ページ
発行 西来寺

平岡 増雄(ひらおか ますお)
昭和2年(1927)横須賀生まれ
豊島小学校、横中(現在の神奈川県立横須賀高等学校)就学
太平洋戦争時、横須賀市内で学徒勤労動員を経験
終戦後、商人としての道を歩む
現在 合資会社 三雄堂書店、有限会社 おもちゃの王様 会長

西来寺報 2020年 冬号

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「西来寺報 2020年冬号」の内容

おれとげ
 東本願寺 報恩講

充住職とお赤飯

行事のご案内
 12月31日(木)午後11時 歳末昏時
 12月31日(木)午後11時45分 除夜の鐘の打鐘
 1月1日(金)午前11時 修正会

報告:令和2年 西来寺 報恩講

報恩講の名脇役 ふじやさんのお赤飯

健康コラム ゆったりコツコツ お家ヨガ

令和2年報恩講 ご報告

はじめに
充住職の逝去の際にはコロナ禍の中、たくさんの方々にお詣りいただき、ありがとうございました。
また、あたたかい御言葉やご支援も賜りました。この場を借りて心より御礼申し上げます。

今年は報恩講ができるとはとても思っていませんでした。充住職が一番大切にしていた報恩講が厳修できたのは皆様のお陰です。
本当に有難うございました。 合掌


令和2年10月28日水曜日、晴天。爽やかな秋風が本堂の幕を揺らします。コロナ禍でどのくらいの参加者があるか心配されていましたが、開会の頃には準備した本堂の席はほぼ満席になりました。
午後1時開会、大洋院釋充賢追悼法要をおこないました。
報恩講で充住職の追悼法要をおこなうことは、西来寺住職代務者である伊藤大信住職、たっての希望によるものでした。そして、充住職の御遺影が見守る中、伊藤住職による報恩講の勤行。休憩後の説教では、「本当に尊いこと」をテーマに、お釈迦様の教えを私たちみんなができるだけ解るようにと、ときにはご自身の経験なども例えたりしながら、丁寧にお話ししてくださり、和やかな報恩講となりました。


説教(おはなし)

講題:本当に尊いこと
講師:西来寺住職代務者 伊藤大信(いとう ひろのぶ)

クリックするとチラシがご覧いただけます(PDF 700KB)

音声で説教が聞けます。動画もただいま準備中です。

00:02:00 はじめに
00:04:00 (自己紹介 西来寺と西教寺のつながり)
00:06:30 (真宗大谷派 三浦組)
00:15:30 ほんとうに尊いこと
00:23:30 (阿弥陀)
00:30:30 (南無阿弥陀仏のおしえ)
00:33:00 (諸行無常 命は平等なのか)
00:39:00 (今を生きること)
00:40:00 (真宗のおしえ)
00:45:00 (手を合わせるということ)
00:56:00 現在とこれから 

あわせてご覧ください。
東本願寺真宗会館【公式】のYouTubeチャンネル
本当に尊いこと【お坊さんの話を聞こう】
講師:伊藤大信氏(神奈川県横浜市・西敎寺)


写真

西来寺報 2020年 夏号

西来寺報 2020年 夏号
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「西来寺報 2020年夏号」の内容

お釈迦さまの教え(前回の続き)
仏教の基本 縁起説

お盆の日程(令和2年・2020年)

新盆 7月8日(水)
お盆 7月13日(月)〜7月16日(木)
東京地方、横須賀市中心部。

旧盆 8月13日(木)〜8月16日(日)
月遅れのお盆。葉山、鎌倉方面全国的にはこちらの方が多いです。

本堂の受付は9時〜16時です。
※コロナウィルス感染防止のため、変更する場合があります。

今仏教にできること

お問合せ Q&A
法事の時期について

本のプレゼント
名著5冊をセレクトしました

西来寺動画チャンネル開設 準備中‼︎

健康コラム
ゆったりコツコツ お家ヨガ(3)まい
こんなときだからこそ 免疫を上げるヨガ

寺ヨガの予定

開催日:毎月第一金曜日 午後2時から
(月により異なる場合があります)

場所:西来寺 本堂

参加費:1000円

2020年の予定
椅子に座りながらおこなう「チェア・ヨガ」

新型コロナ禍の状況により、中止になる場合がございます。
事前にお問合せくださいますよう、よろしくお願いいたします。
(西来寺:☎ 046-822-1020)

7 月 3日(金)午後2時から
8 月 7日(金)午後2時から
9 月 4日(金)午後2時から
10月 2日(金)午後2時から
11月 6日(金)午後2時から
12月 4日(金)午後2時から

持ち物

飲み物 汗拭き用タオル(フェイスタオルがよい) 
動きやすい服装でお越しください。

寺ヨガのチラシ
画像をクリックするとPDFのチラシがご覧いただけます。

講師

ヨガインストラクター 長谷川 麻衣さん

ヨガインストラクター
まい さん

IHTA 認定ヨガインストラクター
全米ヨガアライアンス 200 時間修了
介護福祉士
認知症介護実践者研修修了
AEAJ ナチュラルビューティースタイリスト

お問合せ

西来寺
〒238-0051 横須賀市 不入斗町 3ー38
電話番号:046-822-1020

西来寺報 2020年 春号

西来寺報 2020年春号
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「西来寺報 2020年春号」の内容

お釈迦さまのこと
仏教の開祖お釈迦さまについて
 (前回の続き)

令和2年(2020年)年回表

春のお彼岸
3月17日(火)〜23日(月)
本堂の受付は22日(日)午後4時まで(予定)

令和二年ことはじめ
 年末年始の西来寺

てくてくむっちゃん
 親鸞聖人の最初の奥様は誰?
 京都 西岸寺様を訪ねて

健康コラム
ゆったりコツコツ お家ヨガ(2)まい
春を迎える身体の準備

西来寺報 2019年 冬号

西来寺報 2019年 冬号
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「西来寺報 2019年秋号」の内容

お釈迦さまのこと
仏教の開祖お釈迦さまについて
 (前回の続き)

写真 西来寺の石蕗(ツワブキ)

行事のご案内
除夜の鐘の打鐘(大晦日)
 12月31日(火)午後11時45分〜
修正会(元旦)
 1月1日(水)午前10時〜

報告:令和元年 西来寺 報恩講 記念講演 ひろさちや氏

『お釈迦さまの言ったこと』
苦集滅道(くじゅうめつどう)

・ひろい先生のご病状
・テレビの取材
・本のプレゼント

健康コラム
ゆったりコツコツ お家ヨガ(1)長谷川 麻衣
足の小指に感謝

令和元年報恩講 ご報告

令和元年10月28日(月曜日)暖かい日差しが照り、心地のよい秋風が本堂の報恩講幕を揺らします。
今年も本堂は満堂となり、ボランティア運営スタッフの声がけに、聴講の方も席の移動を率先してくれるなどなごやかな雰囲気の中、法要が始まりました。
報恩講のときは内陣の飾りもいつもと違います。赤い打敷、朱蝋燭など、そして大きく美しい生け花。準備に駆けつけてくださった檀家の皆様よって飾り付けをおこないました。

記念講演 ひろさちや氏『お釈迦さまの言ったこと』

ひろ先生から電話がありました。「講演会に椅子を用意しておいてくれる?」とのこと(通常ひろ先生は椅子を使わないのです)。続けて、「2月に脳梗塞をやってまだ半身にマヒが残っているので。」と仰いました。
私は驚きました。先生の声が以前と変わらないように思えたので。
先生は「言語中枢は大丈夫だけど、足にマヒが残っているので妻が一緒に来ます。」とのお答え。車でご自宅までお迎えに行きますと申し出ましたが、電車で大丈夫とのことでした。
も~ 私はそれから心配で心配で。「何かあったらどうしよう。」「講演中にお具合が悪くなったらどうしよう。」「でもみんな楽しみにしているし・・・」と。
西来寺に到着したひろ先生は、杖をついていらっしゃいましたが、顔色はいつも通り元気そうで、側では素敵な奥様が支えていらっしゃいます。
講演会が始まると最初ちょっとゆっくりめで話されていましたが、徐々にいつものひろ先生の調子になっていきました。
年内にあと3冊本を出版予定とのこと。ひろ先生の凄さを実感しました!

合掌
西来寺坊守 大塚睦子

ひろさちや氏 西来寺報恩講2019年

講演より抜粋

お釈迦様がいったことのひとつに、「苦集滅道」という言葉があります。
苦集滅道(くじゅうめつどう)、四諦(したい)といいます。4つの真理ということなんですが、このひとつひとつに込められた、お釈迦様がみなさんに伝えたかったこと、ほんとうに言いたかったことをお話します。

苦 人生は苦しいもの?

生きてるときは楽しいことだっていいことだってあるのに、人間だれでも死ぬんだから苦であると?
はたして、それだけなのでしょうか。煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)、私たちは、悩みを持っているから悟らなければならないと、悩みと悟りを分けて考えてしまいます。悩みも悟りも同じものなんだよと、分別(ふんべつ)しなさんな、と仏教は教えられています。
苦とは、「思うがままにならないこと」ですが、「思うがままにならないことを、思うがままにしようとすること」が苦であるというわけです。

集 苦の原因は欲望?

植物のタネというのは芽が出る直接の原因ですが、土や天気などいろんな環境が適当に重なって発芽します。
因縁(いんねん)の「因」とは、直接の原因のこと、「縁」とは、間接的な原因のことを意味します。この言葉のように、夫婦喧嘩もそうですね。できごとの原因というのはいろんなものごとが集まっています。
「原因なんてわかんないんだよ。わからんことはわからなくていいんだよ」ということなんですね。

滅 欲望を無くせばうまくいく?

風が吹けば花が散るとしましょう。風が吹かなければ花は散りませんか? 風が吹きやめば、花は戻りますか? そんなことはありませんね。原因を滅しなさいということは無理なことなんです。流れる水を流してあげること、調節しなさいということ、少しずつ調節しなさいということ、それが滅なんですね。
「欲望を”ほんのちょっと”少なくしなさい」ということなんです。

道 理想は八正道?

「正」という字はとても困りものです。「正」という字の作り、甲骨文字を見てみると、城壁に囲まれた街を軍隊が征服しようとしています。正しいことは皆さんが思っているほどよいことではないわけです。だから、正しいことにこだわらない方がいいのです。煩悩もあっていいんです。

お釈迦様の言った「苦集滅道」は、みなさんがどういうふうに生きればいいのかということを教えています。
それは、おおきな道ですね。
お釈迦様は星みたいなものです。
星をめざして歩けばいいんです
星に到達できないんですね。ぜったいに悟りなんてひらけない。
「わからないことはわからないとわかることがわかる」それが「悟り」なんですね。
みなさん、人生を「のんびり ゆったり ほどほどに」生きていただきたいと思います。


写真集


準備風景

内陣の飾り

法要 – ヨガ – 講演

終演後

令和元年(2019年)報恩講 開催のお知らせ

日時:令和元年(2019年) 10月28日(月曜日)
法要開始:午後1時より(終了 午後4時)
場所:西来寺 本堂

《 記念講演 》
ひろさちや氏 講演
講題:お釈迦さまの言ったこと
講演開始 午後2時15分

一般の方で聴講をご希望の方

参加費:1000円

往復はがきでお申込みください。
応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。往復はがきでお申込みください。
応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。

<往信面>
〒238-0051
横須賀市不入斗町3-38
西来寺「報恩講実行委員会」宛

・ご住所
・お名前(代表の方)
・年齢(代表の方)
・ご参加人数
・電話番号(当日のご連絡用)

<返信面>
代表者様のご住所・氏名を明記してください。
※文面は白紙でお願いいたします。

当日は混雑が予想されるため、お立ち見となってしまう可能性がございます。あらかじめご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

真宗大谷派 西来寺 令和元年報恩講記念講演

チラシの挿画:田所一紘氏 プロフィール | 衣笠洋画研究所


令和元年真宗大谷派 西来寺 報恩講 記念講演によせて

お釈迦さまの言ったこと

報恩講講演「世界の宗教」「お念仏」「日本の宗教」と続いて、ひろ先生4年目の今年は「お釈迦様の言ったこと」です。
お釈迦様(ゴータマ・ブッダ)は、29歳で王子の身分、妻子を捨てて出家し、6年とも7年とも言われる修行の後、悟りに到った方で、紀元前5世紀前後(諸説あります)にインドに実在した人物です。悟られてからは「いかに生きるべきか」を人々に説いて歩きました。そして多くの人々に生きる力を与えたのです。
─あたかも、母が己が独り子を命を賭けても護るよう そのように一切の生きとし生けるものどもに対しても、無量の慈しみのこころを起こすべし─
これもお釈迦様の言葉と伝えられています。
なくなる前に故郷のルンビニーを目指して旅に出ます。その途中大地をふり返り ─この世は美しいものだし、人間の命は甘美なものだ─ と言ったとされています。これが仏教の始まりです。

何が起こるか分からない、どうしていいか分からない殺伐とした現代、お釈迦さまの言葉が大きな道標となるのではないでしょうか。

西来寺

ひろ さちや氏 プロフィール

仏教を中心に宗教をわかりやすく説き、多くの人々の支持を得る。宗教思想の研究、講演などに活躍。

1936年 大阪市に生まれる
1960年 東京大学文学部インド哲学科を卒業
1965年 同大学院博士課程を修了

著書
「狂い」のすすめ(集英社)
釈迦とイエス(新潮社)
ひろさちやの般若心経88講(新潮社)
仏教に学ぶ老い方・死に方(新潮社)
ポケット般若心経(講談社)
仏教はじめの一歩(春秋社)
「いいかげん」のすすめ(PHP研究所)
など500冊以上