ご存じですか? 真宗大谷派では食前食後の言葉があります。
食前の言葉は「み光のもと われ今幸いに この浄き食を受く いただきます」、食後の言葉は「われ今 この浄き食を終わりて 心ゆたかに力身に満つ ごちそうさま」です。御斎の時にももちろん称えます。是非覚えましょう!
「よくある質問」カテゴリーアーカイブ
お寺での作法について
本堂に入る際、でる際には必ずご本尊に一礼をして下さい。また、お墓参りの際にも本堂の前を通るときは本堂に向かって一礼をお忘れなく。旅行等の時もこれをやるとかっこいいですよ!
過去帳について
真宗大谷派では、過去帳を用いお位牌は作りません。過去帳は様々な大きさがありますので、ご自分の家のお内仏の大きさに合わせて下さい。
お内仏について
「家が狭くて大変です。最低限何をそろえれば良いのでしょうか?」という質問を受けることがあります。どうしてもという場合、「ご本尊(これはお寺から受けて下さい)、三具足、過去帳」は先ずそろえて下さい。あとは徐々に揃えていきましょう。
法事の服装について
黒、紺、灰色、白等の物を着用し、華美な色、カジュアルな物は避けて下さい。
施主の方は首に門徒式章を掛けましょう。
合掌・お焼香の作法について
まず、焼香台の前に進み、正座をします。次に、ご本尊を仰ぎ見て頭礼(軽く頭を下げる)します。右手で香をとり、焼香を2回します。この時に香を頂く(頭の所に持ってくる)ことはしません。そして右手で香の乱れを直し、合掌礼拝します。
正しい合掌礼拝の姿勢は次の通りです。背筋をのばし、両手にお念珠を掛け、みぞおちのあたりで自然にあわせます。視線はご本尊に。「南無阿弥陀仏」と数回称えましょう。最後に礼をして静かに席に戻ります。尚、どちらのお寺にお参りをしても、ご自分の宗派のやり方でお参りをして下さい。
お念珠について
お参りするときに必ず手にしなければならないのが、お念珠です。念珠の珠の数は一〇八つの煩悩の数で、(親玉と四天の珠を除き)一〇八つが基本ですが、日常ではその半分の五十四個や二十七個、八個となります。必ず左手に持ちます。一輪と二輪がありますが、合掌の時は両手に掛け、一輪は房が下になるように、二輪は房が上になるように持ち、房は左に下げます。
お布施の袋に何と書いたら良いのでしょうか
よく皆さんからいただく質問に、「袋の表には何と書いたら良いのでしょうか」というものがあります。
いろいろな言葉がありますが、法要の際は、「お布施」と書いて下さい。また、彼岸などの付け届けは「志」「上」「お布施」と書いて下さい。法要の際のお茶代は「お寺詣り「お茶代」となります。
回忌について
七七日(四十九日)の法要後は百ヶ日、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十五回忌、三十三回忌、五十回忌となり、それ以降は五十年毎のおつとめとなります。
一周忌は亡くなられて一年目、三回忌は二年目となります。これは亡くなられた年を一に数えて「数え」で繰っているためです。
法名について
真宗大谷派では法名といい、戒名とは言いません。法名とは仏教に帰依し、仏道生活に入ったものがいただく名前です。本来は帰敬式(おかみそり)を受けていただくものですが、生前にその機会のなかった人には亡くなったときに法名を頂きます。
真宗の法名は、男性の場合「釋○○」になり、女性の場合「釋尼○○」となります。釋の字は仏教の開祖の釈迦牟尼如来の釋です。また、院号法名とは、頭に「○○院」と書かれた法名で、特に仏教に功績のあった人などにつけられます。