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令和4年(2022年)報恩講 開催のお知らせ

日時 令和4年(2022年)10月29日(土曜日)

開会:午後1時
勤行開始:午後1時15分
講演開始:午後2時15分
(閉会:午後4時)

場所 西来寺本堂

《 記念講演 》
瓜生崇師 講演
講題:地獄と浄土、どちらへ行きたいですか?

今年の報恩講 記念講演の講師は、滋賀県にある真宗大谷派玄照寺の住職、瓜生崇先生です。
以前、充住職と話をしているときに「うりゅうさん」という名をよく耳にしていました。今回その瓜生先生が講演を受けてくださることになりました。
先生は、様々な心の問題に取り組んでいらっしゃるとともに、10年以上、カルト宗教に入信した人の脱会支援をおこなっています。親身になって相談を受けてこられた先生のお話は、きっと皆さんの心に響くことと思います。

合掌
西来寺 坊守

ご注意
ご参加の際には、マスクの着用など、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止と予防にご協力をお願いいたします。
状況により法要の内容を変更する場合がございます。

問合せ
西来寺
〒238-0051 横須賀市 不入斗町3ー38
電話番号:046-822-1020
FAX:046-822-5390

チラシ

PDF版ダウンロード

西来寺報恩講2022年のチラシ(表)
西来寺報恩講2022年のチラシ(表)
西来寺報恩講2022年のチラシ(裏)
西来寺報恩講2022年のチラシ(裏)

講演者プロフィール

瓜生 崇(うりゅう たかし)
1974年東京都生まれ。電気通信大中退。浄土真宗親鸞会講師、システムエンジニアを経て、2011年から真宗大谷派玄照寺(滋賀県東近江市)住職。

・真宗大谷派京都教区に所属
・大阪大学キャンパスライフ健康支援センター 招聘教員
・真宗大谷派青少幼年センター カルト相談部門スタッフ
・日本脱カルト協会会員

自身の体験を元に講演活動や大学でのカルト対策、カルト宗教に入信した人の脱会支援やそのご家族へのサポートをおこなっている。また、「浄土真宗の法話案内」を制作運営し、浄土真宗の教えを聞きたいという人と、聞いてもらいたいという人の橋渡しをしている。電子書籍の仏教書出版「響流書房」代表。
猫好きが高じて「猫住職」「ねこ先生」とも呼ばれている。

主な著書
なぜ人はカルトに惹かれるのか 脱会支援の現場から(法蔵館)
さよなら親鸞会 脱会から再び念仏に出遇うまで(サンガ伝道叢書)
地獄と浄土、どちらへ行きたいですか私が私から解放される世界(サンガ伝道叢書)
・・・ほか多数

関連リンク
真宗大谷派玄照寺(滋賀県東近江市)
https://genshoji.net/
浄土真宗の法話配信
https://www.youtube.com/user/uryuneko2011
法話案内
http://shinshuhouwa.info/

令和3年(2021年)報恩講 開催のお知らせ

日時:令和3年(2021年) 10月28日(木曜日)

開会:午後1時
勤行開始:午後1時15分
講演開始:午後2時15分
(閉会 午後4時)

場所:西来寺 本堂

《 記念講演 》
ひろさちや氏 講演
講題:仏教人生相談
講演開始 午後2時15分

ご注意
ご参加の際には、マスクの着用など、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止と予防にご協力をお願いいたします。
状況により法要の内容を変更する場合がございます。

当日参加できない方のために、後日、動画配信を予定しております。また、ひろさちや先生に聞いてもらいたい「お悩みごと」も募集しています。どうぞご応募ください。

参加方法
感染症対策のため、ご参加予定の人数をお書き添えの上、ハガキかお電話、またはFAXでご連絡いただければ助かります。
※お申込み者が多数の場合は、参加できない場合がございます。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
・ご住所
・お名前(代表の方)
・ご参加人数
・電話番号(当日のご連絡用)

申込・問合せ
ハガキ:〒238-0051 横須賀市 不入斗町3ー38 西来寺「報恩講」事務局 宛
電話番号:046-822-1020(西来寺)
FAX:046-822-5390(西来寺)

チラシ

PDF版ダウンロード

報恩講2021年のチラシの表面
報恩講2021年のチラシの裏面


ひろ さちや氏 プロフィール

仏教を中心に宗教をわかりやすく説き、多くの人々の支持を得る。宗教思想の研究、講演などに活躍。

1936年 大阪市に生まれる
1960年 東京大学文学部インド哲学科を卒業
1965年 同大学院博士課程を修了

著書
親鸞を生きる(佼成出版社)
インド仏教思想史 上・下(佼成出版社)
いらないものを手放せば、もっと自由になれる [愛蔵版] 捨てちゃえ、捨てちゃえ(PHP研究所)
釈迦とイエス(新潮社)
仏教に学ぶ老い方・死に方(新潮社)
ポケット般若心経(講談社)
仏教はじめの一歩(春秋社)
「いいかげん」のすすめ(PHP研究所)
など500冊以上

令和2年報恩講 ご報告

はじめに
充住職の逝去の際にはコロナ禍の中、たくさんの方々にお詣りいただき、ありがとうございました。
また、あたたかい御言葉やご支援も賜りました。この場を借りて心より御礼申し上げます。

今年は報恩講ができるとはとても思っていませんでした。充住職が一番大切にしていた報恩講が厳修できたのは皆様のお陰です。
本当に有難うございました。 合掌


令和2年10月28日水曜日、晴天。爽やかな秋風が本堂の幕を揺らします。コロナ禍でどのくらいの参加者があるか心配されていましたが、開会の頃には準備した本堂の席はほぼ満席になりました。
午後1時開会、大洋院釋充賢追悼法要をおこないました。
報恩講で充住職の追悼法要をおこなうことは、西来寺住職代務者である伊藤大信住職、たっての希望によるものでした。そして、充住職の御遺影が見守る中、伊藤住職による報恩講の勤行。休憩後の説教では、「本当に尊いこと」をテーマに、お釈迦様の教えを私たちみんなができるだけ解るようにと、ときにはご自身の経験なども例えたりしながら、丁寧にお話ししてくださり、和やかな報恩講となりました。


説教(おはなし)

講題:本当に尊いこと
講師:西来寺住職代務者 伊藤大信(いとう ひろのぶ)

クリックするとチラシがご覧いただけます(PDF 700KB)

音声で説教が聞けます。動画もただいま準備中です。

00:02:00 はじめに
00:04:00 (自己紹介 西来寺と西教寺のつながり)
00:06:30 (真宗大谷派 三浦組)
00:15:30 ほんとうに尊いこと
00:23:30 (阿弥陀)
00:30:30 (南無阿弥陀仏のおしえ)
00:33:00 (諸行無常 命は平等なのか)
00:39:00 (今を生きること)
00:40:00 (真宗のおしえ)
00:45:00 (手を合わせるということ)
00:56:00 現在とこれから 

あわせてご覧ください。
東本願寺真宗会館【公式】のYouTubeチャンネル
本当に尊いこと【お坊さんの話を聞こう】
講師:伊藤大信氏(神奈川県横浜市・西敎寺)


写真

令和元年(2019年)報恩講 開催のお知らせ

日時:令和元年(2019年) 10月28日(月曜日)
法要開始:午後1時より(終了 午後4時)
場所:西来寺 本堂

《 記念講演 》
ひろさちや氏 講演
講題:お釈迦さまの言ったこと
講演開始 午後2時15分

一般の方で聴講をご希望の方

参加費:1000円

往復はがきでお申込みください。
応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。往復はがきでお申込みください。
応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。

<往信面>
〒238-0051
横須賀市不入斗町3-38
西来寺「報恩講実行委員会」宛

・ご住所
・お名前(代表の方)
・年齢(代表の方)
・ご参加人数
・電話番号(当日のご連絡用)

<返信面>
代表者様のご住所・氏名を明記してください。
※文面は白紙でお願いいたします。

当日は混雑が予想されるため、お立ち見となってしまう可能性がございます。あらかじめご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

真宗大谷派 西来寺 令和元年報恩講記念講演

チラシの挿画:田所一紘氏 プロフィール | 衣笠洋画研究所


令和元年真宗大谷派 西来寺 報恩講 記念講演によせて

お釈迦さまの言ったこと

報恩講講演「世界の宗教」「お念仏」「日本の宗教」と続いて、ひろ先生4年目の今年は「お釈迦様の言ったこと」です。
お釈迦様(ゴータマ・ブッダ)は、29歳で王子の身分、妻子を捨てて出家し、6年とも7年とも言われる修行の後、悟りに到った方で、紀元前5世紀前後(諸説あります)にインドに実在した人物です。悟られてからは「いかに生きるべきか」を人々に説いて歩きました。そして多くの人々に生きる力を与えたのです。
─あたかも、母が己が独り子を命を賭けても護るよう そのように一切の生きとし生けるものどもに対しても、無量の慈しみのこころを起こすべし─
これもお釈迦様の言葉と伝えられています。
なくなる前に故郷のルンビニーを目指して旅に出ます。その途中大地をふり返り ─この世は美しいものだし、人間の命は甘美なものだ─ と言ったとされています。これが仏教の始まりです。

何が起こるか分からない、どうしていいか分からない殺伐とした現代、お釈迦さまの言葉が大きな道標となるのではないでしょうか。

西来寺

ひろ さちや氏 プロフィール

仏教を中心に宗教をわかりやすく説き、多くの人々の支持を得る。宗教思想の研究、講演などに活躍。

1936年 大阪市に生まれる
1960年 東京大学文学部インド哲学科を卒業
1965年 同大学院博士課程を修了

著書
「狂い」のすすめ(集英社)
釈迦とイエス(新潮社)
ひろさちやの般若心経88講(新潮社)
仏教に学ぶ老い方・死に方(新潮社)
ポケット般若心経(講談社)
仏教はじめの一歩(春秋社)
「いいかげん」のすすめ(PHP研究所)
など500冊以上

平成30年報恩講 ご報告

2018年 10月28日(日曜日)あたたかい日差し、秋の清々しい晴天。
平成30年報恩講、報恩講記念講演には、今年も多くの方がお参りくださり、おかげさまで今年も本堂は満堂となりました。

記念講演 ひろさちや氏『日本の仏教』

ひろ先生はやっぱり90分間立ちっぱなしです。勿論椅子は用意してあるんですが。ひろ先生に「疲れませんか?」と伺ったところ、「立っていた方が頭の回転が速くなるから」とのことでした。そういえば、五木寛之先生も90分間立ちっぱなしでした。五木先生にお伺いしたところ、先生は「足腰の鍛錬のため」と仰いました。う~ん、すごい人たちはやっぱりすごい・・・と、思い知らされる今日この頃です。

合掌
西来寺坊守 大塚睦子

ひろさちや平成30年ん報恩講西来寺

〈要約〉講演より抜粋

日本で一番有名な仏教者といえば聖徳太子だと思うんですね。その聖徳太子が日本に仏教を確立した初めての人だと思います。
彼が何言ったかというと簡単なんです。「世間虚仮 唯仏是真(せけんこけ ゆいぶつぜしん)」世間は嘘偽りなんだ、ただ仏だけが真実なんだ。と、このことを言ったんです。これが聖徳太子だと思ってください。
まぁ考えてみれば世間というのはおかしいものだと思います。皆さんも経験あるでしょう、人に対して良かれと思ってやったことが悪いことになったり、悪いと思っていることが良くなったりね。だから世間をそんなに信用するなってことです。
皆さんは世間のことを、あまりにも信用しすぎているんですよね。そんなに世間を信用したらいかんよって聖徳太子は教えたわけです。

聖徳太子の後、平安時代になると二人の立派な仏教者が出てきます。それが最澄と空海ですね。
「あなた方は仏の子でありなさい」と言ったのが最澄です。
そして、空海はどういう風に教えたかというと「世の中の人は全ての人が仏さんなんだと思いなさい」というような事を言ったんです。これが最澄と空海の教えなんですね。仏教って簡単でしょ。
その次に法然上人、親鸞聖人、道元禅師が出てきます。私はこの5人が世界的に通用する凄い仏教者だったと思うんです。(中略)

親鸞聖人は日本の仏教者として最初に結婚した人なんです。親鸞聖人の結婚生活の考えってなんだったんだろうと思うと「私も不完全、あなたも不完全、ともに不完全な人間が助け合って生きていく」ということだったんじゃないかと思うんですね。それが本当の夫婦のあり方、念仏者の在り方じゃないかと思うんです。そういう生き方をできるのが日本の仏教者だと私は思っているんです。

宗教っていうのは完全な人間を目指せと教えてないんです。完全なのは仏様だけで我々人間である限り出来損ないですよね。その出来損ないであることを許しあって生きる。それがお念仏者の姿なんだと思っていただきたいんです。私たちは不完全なんだと、不完全なもの同士、不完全なまま、悪人のまま、助け合って、許し合って生きていけばいいんです。


写真集

時間をさかのぼってご覧ください。

報恩講を終えて

ひろさちや先生の講演

ひろさちや先生講演 平成30年報恩講 西来寺

報恩講法要のときの風景

ひろさちや先生おむかえ

開催直前風景

当日準備風景

前日準備

平成30年(2018年)報恩講 開催のお知らせ

日時 平成30年(2018年) 10月28日(日曜日)
法要開始 午後1時より(終了 午後4時)
場所 西来寺 本堂

《 記念講演 》
ひろさちや氏 講演
講題:仏教伝来 聖徳太子から一気にまいります
講演開始 午後2時15分

一般の方で聴講をご希望の方

参加費:1000円

往復はがきでお申込みください。
応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。

<往信面>
〒238-0051
横須賀市不入斗町3-38
西来寺「報恩講実行委員会」宛

・ご住所
・お名前(代表の方)
・年齢(代表の方)
・ご参加人数
・電話番号(当日のご連絡用)

<返信面>
代表者様のご住所・氏名を明記してください。
※文面は白紙でお願いいたします。

当日は混雑が予想されるため、お立ち見となってしまう可能性がございます。あらかじめご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

真宗大谷派 西来寺 平成30年報恩講記念講演真宗大谷派 西来寺 平成30年報恩講記念講演

平成30年真宗大谷派 西来寺 報恩講 記念講演によせて

わたしたちの仏教を紐解く

聖徳太子って何をした人なのかすぐに答えられますか?「昔のお札の人」としか答えられない人が多いそうです。
実は聖徳太子は日本の仏教史においてとても重要な人物です。そこで今年の報恩講ではひろさちや先生に『日本の仏教』というテーマでの講演をお願い致しました。

日本の仏教がはじめはどういったものだったのか、どのようにして民衆のものになっていったのか、情報が溢れ、嘘が溢れ、何が本当か分からなくなっている今の時代。そんな今だからこそ、仏教の歴史を振り返り、今私たちの触れている仏教とは何なのか一緒に確かめていきたいと思っております。

ひろさちや先生の報恩講記念講演も今年で3回目となります。昨年・一昨年と大好評で再演のご要望が多く、本年もご講演をお願い致しました。今回も私たちが毎日の生活の中で、忘れている大切なことを気付かせてくれるようなお話しをしてくださることと思います。

ひろ先生は著書の『日本仏教史』の中で次のように仰っています。「わたしたちは趣味で仏教を学ぶのではありません、仏教を生きるために仏教を学ぶのです」皆様、是非ご参詣ください。

西来寺

ひろ さちや氏 プロフィール

仏教を中心に宗教をわかりやすく説き、多くの人々の支持を得る。宗教思想の研究、講演などに活躍。

1936年 大阪市に生まれる
1960年 東京大学文学部インド哲学科を卒業
1965年 同大学院博士課程を修了

著書
「狂い」のすすめ(集英社)
釈迦とイエス(新潮社)
ひろさちやの般若心経88講(新潮社)
仏教に学ぶ老い方・死に方(新潮社)
ポケット般若心経(講談社)
仏教はじめの一歩(春秋社)
「いいかげん」のすすめ(PHP研究所)

など500冊以上

大晦日・元日ご案内

今年も大晦日には除夜の鐘の打鐘
元日には修正会を行います

 除夜の鐘の打鐘は12月31日の午後11時45分頃から

 修正会は1月1日の午前10時から

分からないこと等ございましたら、西来寺(046)822-1020までお問い合わせ下さい。

平成29年報恩講 ご報告

平成29年報恩講 西来寺

いや~今年の報恩講はすごかったです。台風22号直撃。警報が鳴り、雷が鳴り、前が見えないほど、本当にまるで壁のように雨がたたきつけて降ってしまいました。山門の階段は鯉が滝登り出来るほどの水量。

 そんな中でも1時間以上前から座って待ってくれている方もいたのですが、心の中では「本堂に五人ぐらいだったらどうしよう・・・」と悲しく考えていました。すると時間が迫るにつれ、ちょっとだけ雨の勢いがなくなり、御門徒さんが集まってきてくれ始めました。中には北海道から来てくれた方もいました。雨靴を履きずぶ濡れになりながらも皆さん来てくれたのです! 玄関は色とりどりの雨靴の展示場のような風景となりました。そしてまさかの(ほぼ)本堂満堂!奇跡としかいいようのない光景でした。

あのたたきつけるような雨の中果敢にも来て下さった御門徒の皆様、僧侶の方々、ひろさちや先生、そしてずっと支えて下さったスタッフの皆様、本当に有り難うございました。それも天気に文句を言った方はいなかったのです。

 私は今年の報恩講で、本当に多くのことを学ばせて頂きました。そしてその中でも一番に、人を信頼する有り難さ素晴らしさを学びました。今年の報恩講は私にとって忘れられないものとなりました。でも出来れば来年は晴れて欲しい・・・。

西来寺坊守 大塚睦子

―――【ひろさちや先生講演要旨】―――

阿保と馬鹿がどう違うか、これは馬鹿というのは問題が起きて、問題を解決しようしようとして失敗する。上手く解決できた人は賢い人ですね、しかし大抵の人は問題を解決しようとして失敗するんです。それが馬鹿ですね。
それに対して阿保は、問題がおきてもまぁええやんか、しょうがないな、問題がおきたままそのまま生活していれば、いつの間にか問題がきえている。これが阿呆ですね。

ですから、皆さんには阿呆になっていただきたい。馬鹿になってはいけませんよって話を今日したいわけですね。

では問題って何か?というと、大体3つですね。「貧」「病」「争」これが大体3つの問題です。

例えば「貧」について話すと、大体みなさん貧乏でしょう?
そこで貧乏だからといって、金持ちになりたいといってあくせくする人、そこでうまく金持ちになれた人はいいですよ。賢い人です。でも大体の人はならないですね。競馬やっても競輪やっても儲かりはしないわけで、100万円サラ金でかりて宝くじかっても6億あたらないですよね。金持ちになろうとして努力して失敗する人、それがバカですね。

大体、みなさんの年収じゃ飲まず食わずで貯めても5億もたまらないかもしれない。そんなら貧乏でいいじゃないですか、貧乏でも楽しくて、気楽にやって過ごせばいいわけですよね。だから皆さん金持ちになろうなんて浅はかな欲望を起こしちゃだめですよ。阿呆になって貧乏人のまま、楽しくいきればいいんです。

あくせく、イライラ、ガツガツ、これが今の日本人の生き方ですね。これだけ贅沢な生活をしていながら、まだ経済発展だなんてやってるでしょ。

馬鹿はあくせく、イライラ、ガツガツするんですね。頑張っていきてる。
阿呆はのんびり、ゆったり、ほどほどにと。このほどほどにっていうのが「いいかげん」ですね。いいかげんのすすめなんです。

だから私たちは、のんびり、ゆったり、ほどほどに、これがいいかげんですね。
そういう生き方、私そっちの方が好きなんですよ。阿呆な生き方ですね。皆さんにも是非阿呆になって楽しく生きていただきたいんです。

平成29年(2017年)報恩講 開催のお知らせ

日時 平成29年(2017年) 10月29日 日曜日
法要開始 午後1時より(終了 午後4時)
場所 西来寺 本堂

《 記念講演 》
ひろさちや氏 講演
講題:いいかげん〜自然(じねん)〜を生きる
講演開始 午後2時15分

一般聴講ご希望の方:聴講料1000円(記念品なし)
往復はがきでお申込みください。
応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
〒238-0051 横須賀市不入斗町3-38 西来寺「報恩講聴講希望」宛


なむそのまんま、なむそのまんま

今、生きることに不安を抱えている人が多い時代ではないでしょうか。
少子高齢化、年金破綻、介護離職、近い未来の不安を煽る言葉をテレビや新聞で毎日のように目にします。老いの不安、健康の不安、死後の子供の不安。不安を上げればきりがなく、不安はさらなる不安を招きます。
生き甲斐がない。心のよりどころがない。どうしたら私たちは救われるのか。そういった漠然とした不安を痛快に一蹴してくださったのが、ひろさちや先生です。
「なむそのまんま、そのまんま」という言葉を通して、私たちにそんなに不安にならなくていいんだよと語ってくださいました。私たちの不安は何なのか、日々どういう心で過ごしていけばいいのか、ひろさちや先生にお話ししていただきます。
昨年の報恩講の後に、数多くよせられた熱いご要望にお応えしまして、ひろさちや先生、西来寺報恩講で再演です!

真宗大谷派 西来寺 平成29年報恩講記念講演 真宗大谷派 西来寺 平成29年報恩講記念講演

ひろ さちや

仏教を中心に宗教をわかりやすく説き、多くの人々の支持を得る。宗教思想の研究、講演などに活躍。

1936年 大阪市に生まれる
1960年 東京大学文学部インド哲学科を卒業
1965年 同大学院博士課程を修了

著書
「狂い」のすすめ(集英社)
釈迦とイエス(新潮社)
ひろさちやの般若心経88講(新潮社)
仏教に学ぶ老い方・死に方(新潮社)
ポケット般若心経(講談社)
仏教はじめの一歩(春秋社)
「いいかげん」のすすめ(PHP研究所)

など500冊以上