令和5年(2023)10月28日(土曜日)、西来寺にて報恩講が行われました。
暖かな日差しと爽やか風が吹く秋の晴天。
報恩講の開催を知らせる30分前の鐘の音が鳴り響き、勤行が始まる頃には満堂となりました。
今年の講演は薬師寺(奈良県)長老、松久保秀胤師。講演に向け、ベゼクリク寺院の壁画絵を3点、持ってきてくださいました。インド人、ペルシア人、様々な人物が描かれたブッダを囲んでいる構図のものがありました。文化の交易を2世紀にわたり継続したベゼクリク千仏洞の壁画です。
「宗派の異なるもの同士が集い、静かで平安であることが、今、この場所がどれほどよいところであるか」とおっしゃられました。
そして、たっぷり2時間、多くの聴講者のみなさんが松久保長老の世界観に真剣に耳を傾けました。