令和6年報恩講 ご報告

令和6年(2024年)10月28日(月曜日)、西来寺にて報恩講が行われました。
勤行の前に本堂前にお迎えした親鸞聖人御像のお披露目式をおこないました。三浦祖から7名の僧侶がお手伝いに来てくださり、本堂に響く美しい勤行の読経に皆で心を寄せました。
今年の記念講演は講師に、緒方健二氏を迎え、お話をうかがいました。
「殺人誘拐、強盗、ハイジャック、立てこもり、いわゆる凶悪事件を捜査する部署、警視庁の捜査一課の担当記者でした。私のこのような強面な顔はそのせいで作られていったのかと思います。」
緊張感のある内容です。緒方先生は丁寧に言葉を選びながら話してくださいました。オウム真理教事件のこと、勧誘され入信した若者への取材をとおして思うこと。同じことがまた繰り返されてしまうのではないかという危機感。そして、保育士の勉強を本格的にされた理由。「はっきりした答えはまだみつかっていない。とにかく学んで自分ができることをやりたい」と話す緒方先生の信念に心打たれました。

報恩講当日の写真