去る6月28日(金)の同朋会では、後半30分間の時間を利用して、「おためし寺ヨガ」をおこないました。
指導してくださる先生は、ヨガインストラクターの長谷川麻衣さん。小柄で、背筋がすっと伸びた姿勢が印象的。5年間の介護職の経験を活かしてヨガを教えています。
「テレビでも流行っていて、カルチャーセンターなどでも人気の〈ヨガ〉ですが、ヨガは、スポーツでもフィットネスでもありません。今日おこなうのは、座りながらできる〈チェアヨガ〉といわれているものです。車椅子の方でもできます。」
先生がヨガと出会ったのは、介護の仕事をしていたとき。悲しいこともあり、精神的にも肉体的にも辛かった時期だったそうです。そんな中でのヨガとの出会いは、心がすくわれるようなものだったと言います。
「ヨガで一番大切なのは呼吸です。普段ふつうに使っている呼吸です。呼吸に集中することで、いらないものにとらわれない気持ちになります。執着を手放すことで、日常でも自分を見つめられるようになります。さあ始めましょう。今の自分の状態がどんなかな? と見つめてみましょう。」
本堂の空間に先生の声がしずかに流れていきます。目をつぶって先生の声と自分の呼吸に集中していると不思議と身体が楽になっていきました。帰りのころには、みんなの背筋が伸びているのに気がつきました。そういえば、自分もずいぶん肩がひらいて、あらら? いつもの肩こりはどうした? 体がとても軽くなっていました。
西来寺 本堂での「寺ヨガ」、みなさんもぜひ体験してみてください。