去る8月4日に『浄土真宗はじめの一歩』を開催いたしました。
この講座は日頃行っている勉強会とは視点を変えて「仏教は難しい」「お寺は近づきにくい」と思っている方に向けて内容を考えた入門講座として開催しました。
最初に西来寺坊守が先生役になり、お念珠の正しい持ち方を皆さんに説明いたしました。
「輪の中に両手を通し、親指と人差し指で挟むように持ち、房が下に来るように持つ」のが基本です。
「はじめて知った」「何度聞いても忘れちゃう」という感想が聞かれました。知っているようで自信がない方が多かったようです。改めて教わる機会が無いですものね。
次に皆さんで『正信偈』を唱和しました。
最初は家で声に出して『正信偈』をよむのは、なかなか難しいかもしれませんが、真宗門徒の基本として大切なお経です。お寺に門徒さんが集まった時に、親しんでいって頂きたいと願っております。
続けてお内仏の説明を住職が致しました。
お内仏にはどんなものを置くか、いつ開け閉めするか、鈴はいつ鳴らすのか等、お内仏の基礎的なことをお話ししました。「お位牌はどこに置くのが正解ですか?」など参加した方から活発に質問もあり、勘違いしていたこと、知らなかったことがたくさんあったようです。ちなみに真宗ではお位牌の代わりに過去帳を使います。
お内仏については今後も講座を開催したいと思っております。
後半は佐々木正先生にご講義頂きました。
講演始まってひと言目に「皆さんお昼も過ぎて、眠たくなってくる時間ですから、そんな時はどうぞ眠ってください。仏法は毛穴から染み込むというので、毛穴を信じてどうぞ眠ってください」という佐々木先生のおおらかな空気にリラックスしてお話を聞ける時間となりました。
内容は仏教の始まり、お釈迦様の出家の話から、大乗仏教が始まる歴史、聖徳太子、法然上人、親鸞聖人の話、浄土真宗の話、様々な話をお話ししてくださいました。
講義をきっかけにこれから少しでも興味を持っていただければ嬉しく思います。
今回は浄土真宗はじめの一歩として開催しましたが、また二歩、三歩と歩んでいけたらと思っておりますので、またその機会がありましたらご参詣ください。